ACDSee データベースについて
ACDSee でフォルダを参照すると、画像やメディアファイルの情報が ACDSee データベースに自動保存されます。 このプロセスはカタログ化と呼ばれています。 データベースはブラウズ速度の向上するだけでなく、画像やメディアファイルの並べ替え、管理、検索、フィルタ条件といった情報を格納します。 また、データベース情報をバックアップ、復元、共有することも可能です。
キャッシュされたサムネイルのプレビューを格納したり、コンピュータ上の各画像またはメディアファイルに、次のような情報を追加したり編集したりすることができます。
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データベースからフォルダを除外したり、ファイルの内容を画像またはメディアファイルの内容と区別して保存したりすることも可能です。
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ACDSee 内で画像にデータベース情報を追加すると、そのファイルとデータベースがリンク付けられます。 そのため、Windows エクスプローラなど ACDSee 以外のプログラムを使ってコピー、移動、名前の変更を行うと、データベースとのリンクが壊れてしまうため、データベース情報を失なってしまいます。ご注意ください。 |
データベース情報をファイルに埋め込む
ユーザーがデータベース情報を編集したり、追加したりすると、ACDSee はそれらの変更を自動追跡し、新情報をデータベースに追加します。 ACDSee を次回終了する際、[データベース情報をファイルに埋め込む] ダイアログが開かれ、ファイルに直接新しいデータを埋め込むか選択することができます。 ファイルとデータベースの両方にデータベース情報を埋め込んでおくと、データのバックアップが安全に行われるだけでなく、必要に応じてデータを取り込むことができるため大変便利です。
例えば、あるファイルについてのデータベース情報を作成したと仮定します。そのファイルはデータベースとリンク付けされています。 Windows エクスプローラなど ACDSee 以外のアプリケーションを使ってそのファイルを移動すると、リンクが壊れてしまいます。 この例では、リンクが壊れてしまったものの、ファイルそのものにデータが埋め込まれているため、ファイルに埋め込まれたデータを使って ACDSee データベースを再構築することが可能です。
ファイルにデータが埋め込まれていると、ACDSee を使って名前の変更や移動、他のコンピュータにファイルをコピーしても、データベース情報はファイルと一緒に移動されることになります。
ダイアログが表示された時にデータベース情報をファイルに埋め込むには:
- 次のいずれかを実行します:
- ネットワーク上に存在するファイルにデータを埋め込むには、[ネットワーク ドライブを含む] チェックボックスを選択します。
- データの埋め込みに対応していないファイル フォーマットを扱っているため、サイドカーに情報を書き込むには、[埋め込み XMP をサポートしないフォーマット用にサイドカー ファイルを書き込む] を選択します。
- 現在の選択を次回以降のオプションとして自動設定するには、[今後は確認しない] を選択します。
- [はい] をクリックして、ファイルにデータを埋め込みます。 進行状況バーに続き、次の項目を示した [埋め込みの概要レポート] ダイアログが表示されます:
- 選択された画像数: 選択されたファイル数が表示されます。
- 処理された画像数: 実際に処理されたファイル数が表示されます。 (データの埋め込みの必要のないファイルを選択した場合、[選択された画像数] とここに表示される数字が異なることがあります。)
- 処理済画像数: データの埋め込みが完了したファイル数が表示されます。
- エラーが発生した画像: 様々な理由から、データの埋め込みが完了しなかったファイル数が表示されます。 (エラー ログを表示するには、[エラーの表示] をクリックします。)
- [閉じる] をクリックします。
データベース情報をいつでも埋め込むには:
ファイルにデータを埋め込む処理は、いつでも行うことができます。
[ツール] メニューから [データベース情報の埋め込み] をクリックして、次のいずれかを選択します:
- すべてのファイル: すべてのファイルにデータを埋め込みます。
- 選択されているファイル: 選択されたファイルにデータを埋め込みます。
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ACDSee は XMP を使って各ファイルに情報を埋め込みます。 XMP ファイルをサポートするファイル フォーマットとファイル拡張子は限られています。 例えば GIF、JPEG、DNG、PNG、TIF ファイルは XMP ファイルをサポートしています。 これらのファイル フォーマットの場合、データベース情報はファイル内に埋め込まれますので、ACDSee 以外のソフトウェアを使用してファイルの名前を変更したり、移動したりしても、データベース情報を取得することが可能です。 RAW、PSD、ABR など XMP をサポートしないファイル フォーマットの場合、データベース情報はサイドカー ファイルに書き込まれ、ファイルと同じフォルダ内に格納されます。 サイドカー ファイルは、ファイルそのものとは分離されていますので、ファイルとサイドカーの名前を一緒に変更、あるいはファイルとサイドカーを一緒に移動しない限り、データベース情報が完全に失われてしまいます。 |
データの埋め込みが必要なファイルを表示する
埋め込みの必要なデータを
含んでいるファイルがどれかを知りたい場合、[埋め込み保留中] オプションを使ってファイルの一覧を素早く表示することができます。
データの埋め込みが必要なファイルを表示するには:
カテゴリペインの [スペシャル アイテム] から [埋め込み保留中] を選択します。
ファイル一覧に、埋め込みの必要なデータを含んでいるファイル一覧が表示されます。
ファイルに埋め込まれているデータベース情報を取得する
ファイルの格納されているフォルダを参照すると、データベース情報の一部が ACDSee データベースに再度上書きされます。
すべてのデータベース情報を取得する最も安全な方法は、[データベース] メニューから [ファイルのカタログ化] を選択する方法です。 これによって、次の操作が行われます:
- GIF、JPEG、DNG、PNG、TIF ファイル フォーマットの場合、すべてのデータがデータベースに再度上書きされます。
- ファイルとそれとペアになっているサイドカー ファイルがフォルダ内に存在し、ファイル名が同一である場合、データベース情報がデータベースに再度上書きされます。
- ファイルとそれとペアになっているサイドカー ファイルが移動された、あるいは名前が変更された場合、データベース情報は取得されずに失われてしまいます。
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